本当の不幸

大黒柱妻のメンタル

無職の男性と結婚すると不幸になりそうだよね?

と多くの人が思う。

それは何となく説得力もある。

なぜ?

だって世帯収入が低い場合、生活していくのがやっとで楽しみも少なそうだし、周囲や世間より貧乏(相対的貧困)だと、不幸と感じるものでしょ。

お金がないと喧嘩も増えるし、我慢ばかりの生活だし。

それにネットとかの情報、インフルエンサーの動画やSNSを見ても「やめたほうがいい」的な情報ばかりだし、そもそも昔から世間が言ってるじゃない、無職の男と結婚したら女は苦労するし、不幸になるだけって。

実際、国際結婚・夫・無職と検索すると(かぜうさのブログ以外は)「つらい・うつ・離婚etc…」が圧倒的に多いし(^_^;)

だからきっと、うまく行かないものなんだろう・・・

 

さて、これは真実でしょうか?

答えは、「実際に調査をしないとわからない」のではないでしょうか。

私が結婚した前後(2010年頃)は、私がブログを書いていなかったので(笑)ネット検索しても「やめたほうが良い」とか「別れろ」とかネガティブな内容しかヒットしませんでした。本当です(笑)

「国際結婚 無職」でネット検索&ヒットした悩み相談が自分の事かと思ってビビった話。

そして、なぜそうだったのか?

たぶんなのですが、

私達みたいな「国際結婚したけど外国人パートナーが無職」の人々は実際にはいたけど、「ポジティブ・前向きな発信」をしていなかった

そしてストレスを感じている人々がお悩み相談の掲示板などで「ネガティブ・後ろ向きな発信」をしていたケースが多かった

というのが事実に一番近いのでは?と思います。

 

世間一般的に、結婚しているカップルのうち、男性が働いているケースは大多数で、男性が無職または被扶養者のケースはかなり少数かと思います。

生産年齢人口のうち、男性の就業率は80%以上というデータからもそれは容易に予想できます。

無職の約20%の方が圧倒的にイケメン&モテて既婚率が異常に高い、ということはほぼ考えにくいですし(笑)、大抵の女性は(私も含めて)男性の経済力を結婚の判断基準の一つにしているかと思うからです。

就業者数及び就業率の推移

そして、そういうマイノリティ(既婚男性で無職)かつネガティブな(鬱、生活苦、結婚生活の破綻などの)情報はとても目立ちます。

しかも実際に経験している人のお悩みというリアルな情報なので説得力もありますよね。

だからたとえ少数意見だったとしても、3件ぐらいそんなお悩み相談を読んだら大抵の人は、

 

やっぱり、うまくいかないのね・・・

 

と思ってしまうものです。5件も読んだら、これは間違いないだろうと確証に変わるでしょう(笑)

それは無知だから、ということではなくて、人間はそういうふうに考えてしまうようにできているからです。心理学の用語で「錯誤相関」と呼ばれている現象です。

 

では本当にうまく行かない確率が高いのか?というと、それはちゃんと調査しないとわからないのです。

調査というのは、実際のカップルを何百組・何千組も結婚初年から何年何十年も追跡調査してデータを取り、世帯主の性別・就業形態・世帯年収とカップル間の幸福度の因果関係を調べる、などの本格的なものです。

そういうデータを取って初めて「男性配偶者が無職だとそのカップルは不幸になるかどうか?」を客観的に判断できるのです。

 

ちょっと理屈っぽく書いてしまいましたが、要するに「世間一般の思い込み」に惑わされ、偏った考え方に基づいて、自分が本当に求めること(結婚だったり、職業選択だったり、考え方だったり)を諦めたり、自分の人生を悲観する必要はないのでは?と私は思うのです。

だって世の中のみんながそういうんだから、きっとうまく行かないだろう・・・と思って諦めることは、5年後・10年後に振り返って本当に自分が納得できるだろうか?

と考えて、それでも諦めるのなら、それは自分の人生を生きることだと思います。

でももしそこまで考えずに、世間や周囲に流されて決断してしまうのは、自分の人生を他人に任せているようなものだし、それこそ本当に不幸というものです。

自分で考えて決断したのに、失敗することもあります。

でも自分で決断したのなら、他人のせいにして生きる苦しみを抱かずに済みます。

そこから学びをすくって、また歩き出せます。

 

他人に任せる人生と、自分で決めて生きる人生、あなたはどちらの人生を生きたいですか?

それを決めることができるのは、あなただけなのです。

 

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