節約のために本を買わなかったことを、今ではとても後悔している理由

大黒柱妻の節約術

こんにちは、かぜうさです。

国際結婚して24歳年上のフランス人夫を8年間養ってます。

 

先日の記事で100万円貯めるために私が実践した節約術をご紹介しましたが、その中でやって後悔した節約術が3つありました。

なぜ後悔したかというと、100万円貯めたけど、お金には代え難い大切なものを失った、と今では思えるからです。

その中のひとつ「本をほとんど買わなかった」ということについて、なぜ後悔しているかを今日は書こうと思います。

 

本をほとんど買わなかったことをなぜ後悔しているのか?

 

その理由は、本の読み時を逃してしまっていたからです。

 

今ではすっかり私の趣味となった読書ですが、1~2年前までは本をほとんど買いませんでした。

読書は好きだけど、文庫や新書でなければ大体1冊1,000円以上するし、超節約生活主義だった私にとって、本を買うという選択肢がありませんでした。

というか、なんとも生意気な考え方ですが、図書館に行けば無料で借りることができるのに、わざわざ書店でお金を払ってまで読む必要はないだろう・・・と、お金をかけないことを第一優先。

しかも、そうやってお金を使わずに本を読む自分は賢いとすら思っていました。(本当に賢い人は、自分のことを賢いと思ったりはしませんね・・・)

だからどんなに人気の本でも、予約して50人待ちの順番が巡ってくるまで待つほどの徹底ぶりでした( ;∀;)!

新刊やベストセラーともなれば、半年から1年近く待つこともざらにあって、やっと借りることができた時「あれ、この本何だっけ?」と、予約したこと&読みたいと思ったこと自体を忘れてしまう始末でした。

 

でもたくさんの本を読んでいくうち、遅ればせながら、本には「読み時」というのがあることを、最近やっと理解しました。

読み時というのは、世の中で売れているときでも話題になっている時でもなく、純粋に自分が「読みたい!」と思った時です。

読みたいと思った時に読むと、本の内容が素直に自分に入ってくる。

その時の自分のアンテナに引っかかって「読みたい!」と思ったのだから、自分の脳や心が一番吸収しやすい体制になっているんだと思います。

でも図書館で順番待ちしていると、そのタイミング=読み時を逃してしまうので、やっと借りることができた時には自分自身の吸収率が落ちてしまう。

吸収率が低いので、せっかく良い本だったとしても、自分の糧になる部分が少なくなってしまいます。

それを理解してからは、読みたい本があって図書館で何十人待ちだったり、図書館に置いていない本があったりした場合は、可能な限り書店で買うようになりました。

また自分のお財布からお金を払うことによる思わぬ効果か、もったいない!と思って、もっと真剣に読むようになるので、より身になっている可能性は大いにあります。

1冊1,000~2,000円くらいするけど、読んで自分の頭や心に取り入れれば、一生役立つ資産にすることができる。

そう考えれば、意外とお買い得な買い物です。

さすがに一字一句を覚えておくことはできませんが、絵を描くときに少しずつ、幾重にも色を重ねていくように、たとえ目立たなくても、自分という人間・人格を形づくる大事な一部になっていくと信じて、本を買っています。

その効果が出るかどうかは、あと数十年後にならないと分からないかもしれないし、一生分からないかもしれません。

そもそも、いくら良い本を読んでも、自分の生き方次第では、効果があらわれるかどうかも未知数です。

 

それでも、読書を通じて物事・世の中・人などについて知ることや考えることは、私にとってお金には代え難い大切なものとなりました。

読書がなければ、今の私になることはできませんでした。

ちょっとオーバーですが、読書のおかげで、たとえ夫が無職&普通のOLでも、他人の目を気にせず自分の軸を持って生きることの大切さを知ることができました。

 

最後にひとつ。

世の中には、本は身銭を切って読むものだ、という意見も多くあります。

それは本当にその通りだと思います。

つまらないことにお金を使うより、本にお金をかける方がよっぽど自分のためになります。

そうやって身銭を切った方が、図書館で借りるより何倍も自分のためになるでしょう。ただ、図書館のおかげで、私のような金銭的に制限のある庶民でも、本を読むこと(=手にする冊数)に限界を感じることなく読めるということはあると思うのです。

知りたい・学びたいと思う気持ちは、貧富の差に関わらず、誰もが自然と持つものだと思います。

その自分の興味の趣くままに、本を読むことが出来るチャンスを与えてくれる図書館は、本当に価値ある文化だと思います。

ですので、図書館には今も大変お世話になっている身として、こういうシステムを作ってくれた先達をはじめ、サービスを提供してくださる図書館員の方々や行政に対して本当に感謝していることは付け加えておきます。

 

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