2月中旬、八戸えんぶりを見に行ってきました。
八戸えんぶりは約800年続く歴史ある郷土芸能で、田んぼの神様に五穀豊穣をお祈りするお祭りだそうです。
初日に行われる一斉摺りを見るため、前日に八戸入りしました。
翌朝10時半に大通りに行くと、すでにたくさんの人々が…!
しばらくするとお囃子が聞こえてきて行列がやってきました。
目の前で、摺りと呼ばれる踊りが始まりました。迫力満点です!
太夫の摺りの間に、子どもたちの踊り(祝福芸)があったのですが、大人顔負けの見事な演舞でした。
むしろ子どもえんぶりがメインで、太夫の摺りが引き立て役と言っても過言ではないほどです。
一斉摺りは1時間程で、その後も市役所前の特設ステージ、すぐ近くの八戸市立美術館や、また街のあちこちでも踊る姿が見られました。
街全体がえんぶり一色という感じです。
夜も市役所前で18時ころからかがり火えんぶりが披露されていました。
夫は疲れて無理…とのことだったのでホテルに戻ったのですが、せっかくなので私一人で観てきました。
昼間は快晴でちょっと暖かかったのですが、夜になると体の芯まで冷えるような寒さに。
特設ステージで1組ずつえんぶり公演が披露されたのですが、踊りの一つひとつを丁寧に、ユーモアたっぷりに解説しながらの公演でした。
ピンぼけしてますが、中央の小さな男の子は最年少の踊り手(4歳とのこと・・・!)
見様見真似で踊る姿がとても愛らしく、心がほっこりと温まりました。
こちらは小中学生ぐらいの子どもたちが踊る”松の舞”という祝福芸。
子どもとは思えぬほどの見事な舞で、玄人レベルです。
他に恵比寿様が大鯛を釣る踊り(祝福芸)があったのですが、これがまるでコメディ劇さながらで、観客からドッと笑いが起こるほどの熱演でした(笑)
きっと昔の時代も、こうやって子どもたちの成長を喜んだり、どこぞの何兵衛が踊る恵比寿様にみんなで大笑いしたりして、厳しい暮らしの中でも人々のこころを支え、繋いできたのがえんぶりなんだろうなと思いました。
貴重で素晴らしい北国の文化を体感でき、とてもよかったです。
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