外国人パートナーが無職、お金よりも深い問題とは

大黒柱妻のつぶやき

よく「国際結婚して外国人パートナーが無職でも(金銭的に)生活できますか?」とご質問を受けます。

でも今日は、それよりもっと深い問題について書こうと思います。

 

外国人パートナーが無職なことによる問題。

日本人の妻が一人で家計を支えることによる金銭的な問題はやっぱり無ではないと思います。

でも、外国人パートナーが無職で金銭的余裕がないということより、パートナーが、

 

家にひとりでいて何をするか?

外との繋がりもない中での孤独

 

ということの方がけっこう辛い&精神的にも大変なのかな、と私は思います。

 

お金って、正直なんとかなるんですよね。

私が働いてるので贅沢せずに工夫すれば、夫婦ふたりならやっていけます。

でも仕事してないと、家庭以外の繋がりがないんですよね。

仕事でなくても、ボランティアとかサークルとか、何かしらあればいいのですが、そういう外とのつながりがないと、友達がたくさんいるとかでない限り、妻以外の人と話す・会う機会がほとんどないのです。

うちの夫は一時期、地域でシニアボランティアの方が外国人に日本語を教えてくれるサークルに入っていたこともあるのですが、参加してる外国人はアジア人女性(専業主婦)ばかりで、たまに欧米人男性が1〜2人ぐらい入ってきたこともあるけどすぐに来なくなり、夫も2年ぐらいは私にお尻を叩かれて行っていましたが、やがて行かなくなってしまいました。

日本語学校に通ってた時期もありましたが、それも結局止めてしまいました。

なので、夫は普段は私以外の人と会う機会がほとんどありません。

もちろんスーパーやコンビニに買い物へ行くことはあるので、100%誰とも会わないわけではないんですけどね。

店員さんと顔見知りになって挨拶やちょっとした会話をすることはあっても、友達って訳ではないし、深い付き合いではないんですよね。

 

じゃあ、かぜうさの旦那は孤独で落ち込んでうつ状態なのか?というと、そういう訳ではありませんのでご安心ください。

夫は趣味がいくつかあるので、普段は家事と趣味をして過ごしています。

性格も明るくユーモアがあるので、普段は落ち込むということもなく、飄々として暮らしています。

でも時折ふとみせる表情だったり、ベランダにタバコを吸いに出てしばらく佇んでるのを見たりすると、やはり辛いのかなと思ってしまうこともあります。

夫もそれは自覚しているようで、でも自分なりに折り合いをつけて生きているように見えます。

そんな夫を見ていると、私がそれについて、あえてとやかく言うのは逆に夫を傷つけるのではないかと思うので、なるべく深刻に考えすぎず、夫と冗談を言い合ったりして普段は楽しく暮らしています。

 

正直、これを書くのは長年避けていました。

私自身、このことを考えるととても辛いし、答えも解決策も簡単に見つからないのと、自分自身や私達夫婦の弱さをさらけ出すような気がして、言葉にする勇気も、書く勇気も持てませんでした。

でも、このブログを読んでくださっている方々から、とてもあたたかいコメントを頂いたり、ご自身の悩みを打ち明けてくださったり、その言葉の一言一言に、本当に励まされましたし、考えるきっかけを与えて頂きました。

なので、私も強がっていいところばかり見せようとするのはやめて、やっぱり正直に書こうと思いました。

 

だからって「無職になりそうな男性と結婚するのは辞めたほうがいいよ!」とは思いません。

逆に「無職とか貧乏とかより愛のほうが大事だから、好きなら絶対結婚すべきだよ!」と強く勧めることもできません。

幸せの考え方や人生の価値観は、本当に人それぞれだと思うので。

私がこんなこと書いたところで、誰かの役に立つかはわかりませんが、読んでくださったあなたが考えるきっかけやヒントになればいいなと思います。

 

今日もお読みくださりありがとうございます。 クリックしてくださると嬉しいです(^^♪ ↓




コメント

  1. Osita より:

    かぜうささん。
    またブログが更新されるようになって、心から嬉しいです!
    お兄様のこと、大変でしたね。退院されたのでしょうか?お元気になられること、心から祈っています。

    今回のタイトル。全く同感です。私の主人も今、無職ですが、以前は介護職で働いていて、関連の学校で資格も取ったり、その前は日本人配偶者対応の日本語学校に通ったりと、それなりに人付き合いはありましたが、一時的なもので、長くは続かず、コロナもあり、友人付き合いはほぼありません。
    せめて、同国の人と付き合って欲しいな、なんて思うのですが、それもなかなか。
    うちの人も折り合いつけて生きてるのかな?と思います。
    自分の国にいた頃の買い物の時とかにかわす何気ない冗談とか、会話が懐かしい、なんてたまに言いますが。。。
    旦那様にとっては、かぜうささんが一番の理解者だと思いますので、一緒に寄り添ってあげられたら、それで十分だと思います。
    私の主人なら、いつでもレンタルしますよ!(笑)同じヨーロッパ出身なので、気が合うかもしれません。
    孤独に陥ったときに助け合えるコミュニティがあるとよいですよね~。

    スマホデビューおめでとうございます。
    これからも拝読させていただきますね。

    • かぜうさ かぜうさ より:

      Ositaさん
      いつもコメントありがとうございます!
      Ositaさんのお優しいお言葉に、本当に励まされてます(;_;)

      そして、うちの夫だけがこんな孤独なんだろうか・・・と思ってたので、うちだけじゃないんだと知って、ちょっと気持ちがほぐれました。
      旦那さま、介護職で働いていらっしゃったとのこと、外国である日本で資格まで取られてすごいですね。うちの夫と大違いです(笑)
      えぇ〜ぜひレンタルさせていただきたいです(笑)!!
      コミュニティは私も、いつか実現できたらいいな〜と漠然と思っていて、密かに長年の夢なんですよね。
      どうしたら良いのか、いい案も思いつかない&勇気もまだまだ足りないのですが・・・
      今度ぜひ相談させてください(*^^*)

  2. みみ より:

    こんばんは。
    うちの夫も社会との繋がりがないので、かぜうささんの気持ちがわかります。
    ずっと家にいて窮屈じゃないのかな、と思ったりもしますが、本人次第なところもあるので難しいです。
    バイトでも何かで、社会に、居場所を見つけて生きていってほしいと心では思っていますが。。
    夫は社交性もあり積極的な、性格なので、こうなることは予想していませんでした。
    うちもかぜうささんの夫さんと近くでしたらご一緒してほしいくらいですが、東京住まいではないので、残念です。

    • かぜうさ かぜうさ より:

      みみさんこんにちは!
      いつもコメントありがとうございます(*^^*)

      みみさんの旦那様もとのこと、うちだけじゃないんだ、と知ってちょっと気持ちがほぐれました。
      そうなんですよね。うちの夫も基本は社交的な性格なので、たぶん本人は辛い部分もあるのかも、と思ってしまいます。
      でも、みみさんの言う通り、本当に本人次第なので、私たちがどうにかできないのが難しいですよね。
      「ご一緒してほしい」との言葉、本当に嬉しいです!!ありがとうございます(T_T)
      いつか、なにかの形でコミュニティーを作れたらいいな・・・と夢見ています。
      またぜひコメントでお話しできたら嬉しいです(*^^*)

  3. セリ より:

    以前コメントさせて頂きました者です。またこちらにたどり着きました。
    あれから無事に?結婚し、日本での生活をスタートいたしました。
    夫は日本語学校に通っていますが、社交的な性格ではありません。他との繋がりが薄いので、部屋でいつも私の帰りを待っています。
    私はまだ、夫の将来の仕事ばかり気にしています。
    こちらのブログを読んで、夫の気持ちをもう少し考えてあげようと思いました。
    夫の性格など考えると、これからは孤独まっしぐらだと感じました。
    夫に私が多くを望むのは違うと、考えることが出来ました。
    私は自分に自信がないから不安なのです。私が出来ることを、頑張ろうと思いました。

    • かぜうさ かぜうさ より:

      セリさん

      お久しぶりです!
      またコメントいただきありがとうございます。とても嬉しいです(*^^*)
      そしてご結婚おめでとうございます!!
      セリさんが晴れて旦那様と結ばれたこと、私も嬉しく思います。
      うちもセリさんと同じなので「部屋でいつも私の帰りを待ってる」という言葉、自分のことのように感じます。
      現状を改善できないことが余計に辛く感じさせることもあるけど、私だけじゃないんだと思うと、少しはこころがほぐれます。
      セリさんも大変なこと、辛いことがあった時は、よければいつでもコメントくださいね。
      同じ仲間なので、他の人よりはセリさんの気持ちに寄り添えると思います(*^^*)
      お互い頑張りましょうね!

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